マインドフルネスに子育てしたい!

二児の母がマインドフルネス育児を目指すブログ。ヨガ/たまに食物アレルギーも。

児玉美保さん×吉田昌夫さんのマインドフルネスWSを受講した感想

マインドフルネスワークショップ-自己受容・自己肯定- 感想

先日、児玉美保さん×吉田昌夫さんのマインドフルネスWSに参加しました。子ども達が起きている時間だったのでオンタイムでは視聴できませんでしたが、アーカイブでじっくり観ることができました。オンラインで良質なWSを受講できて、アーカイブで後からでも観られるのは本当に便利!コロナによる自粛で不便なこともありましたが、こういったオンラインWSが活発になったのは、育児中で外出が難しいママにとって、とてもありがたいことです♡

m-mindfulness-p-jikojuyo.peatix.com

無意識に湧き上がる感情とジャッジしないこと

前半は児玉美保さんによる「ジャッジしない・ありのまま」をテーマにした講義でした。途中、瞑想やストレッチなども入り、自分自身と向き合う時間もありました。ストレッチを通して、痛みや、気持ちよさなど、無意識に湧き上がる感情をどのように受け止めるか。痛い=体が硬くてダメだ、とジャッジしたり。気持ちいい=こんなに身体が伸びて自分はすごい!とジャッジしたり。ジャッジすることもまた、無意識なんですよね。けれど、無意識に意識を向けることで自分をメタ認知し、冷静さを保つことを心がけることができる。そんなことを教えられた気がします。

価値判断を下すことは簡単です。自分はダメだと思って落ち込むこともある。他者に対して「あの人は努力していない」と勝手に判断することもあるでしょう。けれど、そのようにジャッジしたところで何か変わるでしょうか?自分自身によい変化を与えるのでしょうか?

自分の中に無意識に湧き上がるどんな感情も、「自分はそう思ったんだね。」と一度受け止め、そんな自分に「気づけてえらいね。」と一言褒めてあげる。これを繰り返すことで自分を愛することができるようになっていくのだと感じました。自分を愛するということは、自分を大切にすること。自分の命を慈しむことだと思います。そして、自分を受け入れて愛することができたとき、他者に対しての思いやりが育まれていくのでしょう。児玉美保さんの講義では、こんなことを感じたのでした。感謝♡

自己受容を深める方法とマインドフルネスの安全性

後半は吉田昌夫先生による「自己受容・自己肯定」をテーマにした講義でした。吉田昌夫先生の講義は初めて受講しましたが、画面上からでもエネルギーが伝わってくる方でした!マインドフルネスについて簡単な解説があり、思考との向き合い方や自己受容や自己肯定についての講義がありました。どのように自分を受け入れ、肯定するか?自己受容の深め方など、シンプルかつ専門的にお話してくださったので、非常にわかりやすかったです。以下、気になったポイントです。

自己受容の深め方

  1. 自分の内側に目を向ける(今ここ)
  2. 内側で感じていることに気づく(アウェアネス
  3. 受容する、支持する(ジャッジしない)

この自己受容の深め方ですが、もともと自己肯定感がある程度高い方はそれほど苦労することはないと思います。「自分はありのままでいいんだ」と肯定できていれば、自然と自己受容を深めるトレーニングは身についているはずです。

しかし、心の中に「自分のことが嫌いだ」という感情がある方は、自己受容・自己肯定が難しいのではないでしょうか。自分自身と向き合うことで、苦痛を感じることもあるかもしれません。その苦痛や心の痛みも、ひとつひとつ気づいて受け入れる(あるいは受け流す)ことで、少しずつ自己受容できるようになるのでしょう。

言葉では簡単に説明できますが、人によっては本当に苦しい作業になると思います。トラウマを思い出してしまったり、パニック障害を起こすケースもあるかもしれません。マインドフルネスを薦めるうえで、注意しなければならない点でもあると感じました。ファシリテーターになる場合は、参加者が安全にマインドフルネスに取り組めるような心配りや環境設定も大切だと気づきました。

自己受容・自己肯定は自分だけで育めるものではない

もともと私は自己肯定感は高いほうだと思っていましたが、母親になってから「子供にイライラしてしまう私は母親失格だ」とか「まともに晩ご飯すら作れない自分はダメな母親だ」と無意識のうちにジャッジしていたことに気がつきました。環境や立場が変わったり、挫折や裏切りがきっかけで、今までできていたのに自己受容・自己肯定ができなくなることもあるでしょう。私の場合は、マインドフルネスもそうだけれど、夫やママ友に正直な気持ちを話して、受け止めてもらうことで前を向くことができました。

自己受容・自己肯定はトレーニングによって深めることができると思いますが、やはり他者から愛される経験や、認めてもらう経験なども大きく影響していると思います。私が参加しているMind body projectsの瞑想会では聞くマインドフルネス・話すマインドフルネスを主とした関係性マインドフルネスを取り入れています。この関係性マインドフルネスも、自己受容・自己肯定を育むきっかけになるのではないかと感じました。気になる方はぜひ参加してみてください。マインドフルネスは個人作業のように思いがちですが、こうした他者とつながるマインドフルネスにこそ、自己受容・自己肯定を育む力があると思いました☺️

長くなりましたが、以上WSの感想でした♡